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循環型社会を目指して

今日、地球規模で環境問題への意識は非常に高くなってきました。
そうした中、われわれ企業も環境保全に対し、一層の意識向上と貢献努力を求められています。

プラスチックは、石油などの限られた資源からつくられる、私たちの生活に欠かせない素材です。
軽くて強い、成型しやすい、腐食しにくい、水・気体を通さない、電気絶縁性・耐熱性に優れているなどの性質を持ち、その利便性から
生産量は年々増加しています。

その一方、地球環境問題の厳しさが毎日のように取りざたされるようになり、廃プラスチックの処理問題も避けて通る事の出来ない課題となっています。ところがプラスチックのリサイクルシステムは十分に整っておらず、廃プラスチックの多くは焼却・埋立などの方法で廃棄処理されてきました。このままでは、環境に与える負荷があまりにも大きいため、リサイクル技術や新素材の研究開発が日々積極的に進められています。

当社も、地球環境保全活動に参加することは、企業として当然のことと考え、同じ素材の成型不良品やランナーなどの廃プラスチックを粉砕機で粉砕し、プラスチック製品などを再生産する「材料リサイクル」を取り入れ、循環型社会への貢献を目指してまいります。

限りある資源。だから大切に使いたい…。

キッズバスケットラックが出来るまで

キッズバスケットラック●材質/ポリプロピレン●サイズ/W450×D560×H1030mm●重さ/約6kg

(1)ポリプロピレンってなぁに?

キッズバスケットラックは、ポリプロピレン製です。
ポリプロピレンとは、幅広い用途をもっているプラスチックの一種で、比重が小さく、水に浮かびます。
強度が高く、吸湿性がなく、耐薬品性にも優れているのが特徴です。

(2)ポリプロピレンは、原油1kgからどれだけ出来るの?

原油1kg ナフサ90g プロピレン15.3g ポリプロピレン6.2g


上図のように、原油1kgからポリプロピレンは6.2gしか抽出することができません。よって、6kgのキッズバスケットラックをつくるには、966kgの原油が必要です。(安価で売られているプラスチック製衣装ケースも限りある資源から作られ、それも、わずかしか原料をとることのできない材質からできております。大切に使用して下さい。)

(3)ポリプロピレンはどのようにして、キッズバスケットラックになるの?

成形機により、約260℃で溶解したポリプロピレン粒子を約100kgの力で金型の中に射出します。この時、金型は約600トンの力で固定されています。凝固したものを組み立てて仕上げて出来上がりです。

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